2022/03/25 15:34


こんにちは。鳥居製缶です。

春をイメージした缶のデザインをご紹介します。

「儚さ」をテーマにデザインや缶の質感、色にもこだわりました。

缶正面のデザインでは、桜のつぼみや花びらが交じる枝と
それを手にもつ女性の手を繊細に表現しています。

デザインの色は、ピンクとオレンジが合わさったようなカラー
丁寧に色を選んでインクを調合し、ひとつひとつ手作業で缶へ色を付けました。

色の調合は人の手によるもの。
この作業は季節やインクの状態によって左右されるもので
伝えたイメージの色に仕上げてくれる職人さんの技に毎回感動しています。


ホワイトの缶はマットな質感で
お部屋にそのまま置いても上質さを演出してくれます。


缶デザインの英文は、平安時代の女流歌人・小野小町がのこした和歌をあらわしています。

「花の色は 移りにけりな いたずらに 我が身世にふる ながめせしまに」

桜の儚さはいつの時代も共通なのだと感じられます。
遠い昔の人々や、そこに変わらず咲いていた桜の木に思いを馳せてみたいと思います。